固い新品の革カバンをすぐにやわらかくする方法

買ったばかりの新品の革のカバン、けっこう固くてイマイチ使いにくい時ってありますよね。
どちらかといえばメンズの商品に多いかもしれませんがそんなカバンをすぐにそして簡単にやわらかくする方法を紹介します。

カワニシカバン(@kawanishikaban)です。

IMG 2144以前作ったブリーフケース

革はなめし方によって固く仕上がったり、やわらかく仕上がったりします。
用途にやデザインによってどの革を使って作るかを決めるんです。

でも、デザインが気に入っても新品の革のカバンが固くて使いにくいんじゃちょっと。。。って感じですよね。
そこで、縫製工場である僕らも使っている革のカバンを柔らかくする方法や、薬品を使う方法を紹介します

熱を加える

なんでもそうなんですけど、革は特に熱を加えるとやわらかくなります。
と言ってもアイロンを使うというのではなくて、冬場だとストーブの前においておくとか、夏だとエアコンの効いていない部屋においておくなどするとそれだけで、革のカバンはやわらかくなります。

揉む

当然揉み込むとやわらかくなります。軽く熱を加えて温めると効果的です。
温めて、揉む。僕らが革を柔らかくする時に最も使うやり方です。

薬品を使う

薬品というか革を柔らかくするといえばミンクオイルが有名ですね。
柔らかくする以外に保湿とか撥水などといった面でも非常によく使われています。

最近では、革用の柔軟剤というのも出ていて、それを使ってやわらかくするという手もあります。
個人的にはこのレザードレッシング当たりがいいんじゃないかと思っています。
使い方も非常に簡単そうです。(すみません。実際には使っていないので正確な感想はいえません。。。)

実際に僕が使っている薬品といえぱラナパーです。

※薬品を使う際は自己責任でお願いします。

今日のまとめ

僕としては、初心者の方には温めて揉むというのが、一番安全で柔らかくする方法ではないかと思います
それだけではどうも。。。という方にはラナパーを暖かい部屋、もしくはストーブの前で塗ってカバン全体を揉むというのがいいのではないでしょうか。

革カバンをはじめ革製品は手入も大事ですが、実際に使用することが最も大事だと僕は思っています。
自分で今日のタイトルを決めておきながらこんなことを言うのもアレなんですが、すぐに革カバンをやわらかくするというよりも、徐々に自分の使いやすい革カバンにするというのが革カバン、革製品の醍醐味だと思います。

と、言っても、実際に使いにくい程に固い場合やおろし立ててあまり馴染んでない時、って逆にカッコ悪かったりするので、そんな時は今日紹介したやり方で、やってみてはどうですか。

革は元々は生きていた動物から皮を頂いたものです。
なので、1枚も全く同じ革が無いのは当然です。
ということは同じ事をしたからと言って同じようにやわらかくなるとは言い難いのが事実です。

今日ここで紹介したやり方はほんの一例です。
興味のある方はいろいろ試してみて頂きたいです♪

では

※何度も言いますが今日紹介したやり方や、薬品の使用は必ず自己責任でおねがいします。

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