ナイロンとポリエステルの違いとは?2大化学繊維の成り立ち

Naipo

先日紹介した、コーデュラ(CORDURA(コーデュラ)って?防水耐久性に優れた生地)にもあった、ナイロンとポリエステルですが、この2つの素材の違いはなんなのでしょうか?
合成繊維であることはわかっているのですが。。。といった感じですよね。

そこで今日はこのナイロンとポリエステルの違いを紹介したいと思います。

ナイロンとポリエステルはいつできたのか

ポリエステル、ナイロンは世界で最も生産されている2種です。
一位はポリエステル、2位はナイロンとなります。

ナイロン

発明したのはカローザス博士です。
1927年にデュポン社が開発を開始、当時はアメリカの化学工業は遅れていたので、それを取り戻すためにも、優秀な若い研究者を集めて開発にのりだしました。
この若い研究者の中に当時32歳のカローザス博士がいたんですね。

1931年開発開始から4年後、合成ゴムの「ネオプレン」と「脂肪族ポリエステル繊維」を開発しました。
「脂肪族ポリエステル繊維」は絹上の強度の強い繊維でしたが、融点(固体が液体になり始める温度)が低すぎたため製品化されませんでした。

そこから研究チームは絹の様にもっと融点の高い合成繊維を目指して出来たのがナイロン6,6繊維で1935年に完成しました。
工業化が開始したのは1938年で開発を開始してから11年かかったんですね。

当時のデュポン社の副社長Charles Stineさんは以下の言葉を残しています。
「ナイロンは、石炭、水、空気といったありふれた物質から作られていますが、これらからスチールのように強く、くもの糸のごとく細く、しかも如何なる天然繊維よりも弾性に富んだフィラメントができるのです」

ナイロンの語源はNo Run(伝染しない)Nil(虚無)Now you look (up) on Nippon (旧Webster辞典)と言われていますが、どうなんでしょう。

ポリエステル

ポリエステルは、イギリスのウィンフィールド博士とディクソン博士が、1939年頃からカローザス博士がナイロンを完成させる前に研究していた「脂肪族ポリエステル繊維」の研究論文を元に研究を開始し、1942年にイギリスで特許を取得し、ICI社と共同で工業化に向けて開発しました。名前は”Terylene(テリレン)”で工業生産を開始したのは1955年です。

この繊維の優秀性に目をつけたアメリカのデュポン社は1946年に特許を入手して、1953年に”Dacronダクロン”として工業生産に入りました。
開発者と共に研究していたICI社よりも早く工業生産に入ったんですね。

日本ではICI社から技術導入して「テトロン」として1958年、工業生産を開始しました。

なので、「テトロン」「ダクロン」「テリレン」は元は同じ物で、作っている場所が違うんだと思います。
う~ん。多分です。

カローザス博士

ナイロンとポリエステル、どうやらどちらも、カローザス博士の研究がその礎となったのではないかと思います。
けれど、博士は応用研究についていけず、1937年にフィラデルフィアのホテルで自殺しています。

ナイロンの工業化も自分の研究が元になって完成したポリエステルも見ることができなかった彼ですが、もしかしたらそのどちらも成し遂げれなかった自分が許せなかったのかもしれませんね。

ナイロンとポリエステルの物質的な違い

強度は一般的なものであればほぼ同等で、耐熱性は原料だけを見ると、ポリエステルの方がありますが、ナイロンにも耐熱温度を向上させたものもあるため、一概には言えない感じです。
肌触りは、弾性率がナイロンの方が小さいため、肌触りが柔らかいという特徴があります。

どちらの素材も、カビや湿気に強くてナイロンの方が色が入りやすいです。
ポリエステルは洗濯による伸び縮みがありませんが、静電気を帯びやすくて、毛玉もできやすいという特徴があります。

ナイロンとポリエステルの物性の違い
比較項目 ナイロン ポリエステル
融点 225℃ 225~276℃
耐熱温度 80~140℃前後 120~160℃前後
比重 1.13から1.14 1.31から1.38
吸水性 低い(1.3) 低い(0.15~0.60)
耐薬品性 薬品には強いが、耐酸性は低い 薬品には強いが、耐アルカリ性は低い
強度 繰り返し変形させても切れにくい。ポリエステルより強度は若干高い。 耐衝撃性や引張強度に優れる。
縦弾性率
(ヤング率)
E
(MPa)
1000~2600 2100~4200
剛性率

(MPa)
460 680
引張強さ(MPa) 65 44
染めやすさ 染めやすい、鮮やかな着色が可能 染めにくい
燃焼性 難燃性。徐々に消火。無煙。燃えた場合は毛の焦げたような臭い。 燃えやすい。黒煙が出る。燃えた場合は刺激臭がする。
硬度(ビッカース硬さ、HV) 7.1(ナイロン6) 17

最後まで読んでくれてありがとうございましたm(__)m

ここまで、調べてみましたが、非常に言いにくいのですが、結局ポリエステルとナイロンの違いは

イマイチハッキリわかりませんでした。

ごめんなさい。m(__)m

ですが、僕は縫製で、ポリエステルの糸もナイロンの糸も使ったことがありますが、ナイロンの糸の方がツルツルしてて使いにくいという記憶があります。
あと、ポリエステルは、安価で素材としても優れているので、世界一生産されています。
なので、世の中に存在しているのはポリエステルの方が多いのかな。というイメージです。

実際モノを作る側の人間としては、ナイロンかポリエステルかよりも、それぞれが生地として完成した状態で、どのような機能があるかの方が大事なのではないかという、本末転倒な答えにたどり着きました。笑

では。カワニシカバン(@kawanishikaban)でした。

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