カワニシカバン

カワニシカバンは信頼できる素材のみを使用しています。


CORDURA Ballistic

CORDURAブランドのナイロンはアウトドア、ビジネスシーンで使用するバッグなどにも使われている素材です。
そのCORDURAブランドのナイロンを販売している「インビスタ社」は、もともとアメリカの3大財閥のひとつ「デュポン社」内の繊維部門でした。
その後「デュポン社」から分社され、今は子会社になっています。実は「ナイロン」という化学繊維の素材名は、元をたどると開発した「デュポン社」独自の商品名でした。
それが今や世界中で認識される素材の名前として流通しています。化学繊維製品開発の元祖とも言うべき会社なんですね。
その「インビスタ社」が手懸けるCORDURAバリスティックナイロンは、軽量であるにもかかわらず、磨耗、引き裂き、擦れに強い特徴を持つので、戦闘訓練に必要な様々な装備に使用されているほどです。特に防弾チョッキにも使用されているということで、その素材の信頼性を推し量ることができます。もちろん、バリスティックナイロン自身が防弾というわけではないですが、防弾チョッキが使用される「超悪条件」下での使用に適しているほと強靱な素材であるという証です。
※CORDURA®は、強度と耐久性に優れたインビスタ社のファブリックに対する登録商標です。


ALBERTON ARMY DUCK

ALBERTON(アルバートン)は生地のブランドです。
DUCK(ダック)と呼ばれる生地は、DENIM(デニム)が登場する以前から資材用生地として作業服や炭鉱での物を運ぶ鞄や布として重宝されていました。生地の組織は帆布とは違い、重ね組織ではなく平組織で厚く丈夫な生地である条件を満たした生地をダックと呼びます。アメリカ連邦規格ASTM標準規格等で定められた織物です。第一次世界大戦(WW1)1914年(大正3年)当時からある規格で、現在も軍用資材と知って使用される生地です。ARMY DUCK(アーミーダック)はダック生地のうちでは比較的中肉から薄物の部類に属します。細い糸を使用し織物の組織密度を上げているのが特徴です。同じ重さの号物ダックと比較すると、厚みは薄いが高密度で丈夫なのが特徴です。

使用用途としましては、靴地・ハンモック・洗濯袋・天幕・リュックサック等に使用されておりました。用途に応じてパラフィン加工やペイント塗布し使用されることもあります。


TEMPESTI ELBAMATT

テンペスティ社を代表する、高品質のオイルバケッタレザー。ヨーロッパはスウェーデン、デンマークの雄大な寒冷地で育った牛を原皮としています。
元々きめ細やかな原皮の中でも、特に繊維が緻密で、繊維密度や強度が高いシングルバット(片側のお尻)を採用。繊維1本1本にたっぷりとオイルを含ませ、その含有量は通常の約2倍の25%。
これが手に吸い付くような肌触りを生み出し、一度手にすると、皮革界最高峰の手触りをご実感頂けます。テンペスティ社長年の技術と、イタリアはトスカーナの環境が実現した美しい発色もエルバマットの魅力の一つ。顔料を吹き付ける仕上げを行わず、染料のみで仕上げた素朴で鮮やかな発色です。
塗膜で覆う事をしない為、トラや小キズ、虫食い跡等が素直に表現されていますが、自然との調和を大切にしているテンペスティ社は、一般的に「不良」と呼ばれるそれらの部分を個体そのものが持つ個性=「世界に一つだけの証」として、愛してほしいと願っています。エルバマットは、使用を始めてから変化が出始めるのが早く、さらに長い時間をかけて変わり続けるという特徴を持っています。
繊維の奥深くまで浸透したオイルは、使う度に表面に浮かび上がり、天然のコーティング剤となります。すると鮮やかな色味は、より艶やかに、さらに深みのある色へと変化します。共に歩む事の出来るレザーとして、すぐに愛着を持つことが出来るのがエルバマットの醍醐味です。