PORTER(ポーター)、LUGGAGE LABEL(ラゲッジ レーベル)を世に送り出した吉田カバンですが、ポーターが発表されたのは1962年になのでもう50年以上続く老舗ブランドです。
吉田カバン自体は創業者の吉田吉蔵さんが1935年に「吉田鞄製作所」を創業しているので、80年以上の歴史のある鞄メーカーです。
今日はそんな吉田カバンの何が素晴らしいのかを紹介します
この本読んだので、だいぶ詳しいですよ( ̄ー ̄)
創業者の吉田吉蔵さんがすばらしい
吉蔵さんは自身もも鞄の職人さんで、29歳で吉田鞄製作所を設立し、第2次大戦には出兵もしました。
戦後、鞄を作ってはリヤカー鞄を売り歩いていました。
戦後モノが無くて、買い出しに便利だった鞄は売れたそうです。
その後、会社が軌道に乗り出しても、職人気質を貫き、常に職人さんに仕事が行き渡っているかを心配し、夏にはお米、冬には炭をリヤカーを引いて職人さんのウチを回っていたそうです。
「ミモザ賞(ファション関係者の業績を称える賞)」を貰った時も、「吉田吉蔵殿」ではなく、「吉田吉蔵並びに吉田カバン職人衆殿」として受賞。
それほどまでに、職人さんを大事にしてたんですね。
なんかかっこいいですね。
日本製へのこだわりがすばらしい
じつはアパレルは、最終工程をどの国で行ったかで「〇〇製」が決められるんです。
だから、最後にネームをつけるだけしても「日本製」と言えてしまうんです。
当然、吉田カバンは一切そういうことはしません。
製造の最初から最後まで徹底して日本製にこだわって生産しています。
どうやらこういうブランドは珍しいそうです。
ちなみにカワニシカバンも最初から最後まで一貫して日本製です♪
カバンの修理は作った職人さんがすばらしい
鞄を長く使っていると、どうしても調子の悪い部分がでたりして、修理が必要になります。
その修理を吉田カバンはには社内に「修理部」というのがあり一括で管理しているそうです。
吉田カバンのカバンは、商品を見ればどこの工房で作ったのかが分かるらしく、その工房で修理をします。
なぜどこの工房で作ったか分かるかは、品質表示のタグに秘密があるのでは!と勝手に思っています。
そうすることにより、職人さん自身が、強度の弱い部分などがわかり、今後作る商品に生かしていくそうです。
そりぁいいものになっていきますよね。
ポーターのタンカーがすばらしい
タンカーは1983年に発表して約10年あまり売れない期間があったそうです。
それでも地道に作り続け、より良いものにブラッシュアップし続けて、1997年にドラマ「ラブジェネレーション」で使用され、人気に火がついたそうです。
タンカーは、生地が特徴的で、中綿の入った、フライトジャケット「MA-1」をモチーフにした生地をつかったいます。
僕もこの生地っぽい生地を使用してカバンを生産したことありますが、非常に扱いにくい生地です。
ヘルメットバッグ
このカバンは作るのがめちゃくちゃ大変だと思います。
多分売れまくっている商品で、沢山作っているはずだから、職人さんの手もだいぶ慣れているんでしょうけど。。。
そういう意味では、お買い得な商品かもしれませんね。笑
3wayブリーフケース
ドラマ「ラブジェネレーション」で使われたブリーフケースです。
ポーター人気に火をつけた商品です。
最後まで読んでくれてありがとうございましたm(__)m
吉田カバンを褒め称えてみましたが、調べれば調べるほど、だいぶ吉田吉蔵さんがすごいなーと思います。
会社としても、新人さんの意見もキチンと聞いたり、従業員をカバンの工房に出向させたりといろんな事をされてるみたいですが、どれも日本製、日本の職人さんを大事にしたいという気持ちみたいなのが伝わってきます。
あと、同じものをずっと作り、修理を受けることで、弱い部分をを学ぶことで商品の質は確実に上がりますし、工房、工場側はそういうふうに安定的に同じ仕事をくれるメーカーさんの期待には答えたいと思うと思うんですよね。
こんな風に流れれば当然いいのができると思います。
まあ僕は僕でカバンを製造する者で、僕にもプライド的なものがあるので、100%ポーターを買うことはありませんが、ポーターっていいんですか?という質問の答えは以上の理由で
そりゃーいいでしょうよ
という答えになります。笑。
ボーターなら多分大体大丈夫です。
カワニシカバンもいいですよ。笑
カワニシカバン(@kawanishikaban)でした。